（１）

お客様がご注文になるとき、弊社に該当する型がない場合は、シート本体そのものを弊社までお送りいただき、型取りと設計をさせていただきます。お客様が被せることをご希望のシートの型が、すでに弊社にある場合には、それを基に設計を進めます。シート本体は、カバーの製造が完成した後、シートにカバーを被せた状態で、納品時に製品といっしょに発送いたします。
※弊社では、利益分を圧縮し製造コストをめいっぱい抑えて廉価を実現しておりますので、シート本体の往復送料は、お客様にご負担いただきますようお願いいたします。

（２）

シートのなかには、標準シートであっても、クッション材を抜いたりして、ノーマルの形状が変化している場合があります。また、シートヒーターなどを後付けしたために、そのスイッチ類がシート本体に付属している場合もあります。このように、完全なノーマル・シートではないものについては、一度、弊社で確認してから、設計を進めますので、シート本体をお送り願います。

（３）

次に、どのようなカラーリングにしたいのか、どのようなステッチをご希望なのか、縫製するラインのデザインにご希望はあるのか…などを詳しくお伺いし、設計に活かします。お電話だけではイメージを相互確認しにくい場合が多いので、メールなどでイメージ・配色・ステッチを画像にしたものをお送り願います。それを基にお話を進めます。

（４）

設計段階で、ご希望の内容が、シートカバーの強度を弱くするものであったり、特殊な素材を必要とするものであったり、時間と手間のかかる縫い方を必要とするものであったりする場合は、お客様のご理解をいただきながら、弊社からのアドバイスを最優先させていただきます。あくまでも安全にお乗りいただくための部品ですので、その安全性を無視してデザインのみに走ることは弊社では推奨しておりません。安全性を確保できる範囲内で、可能なかぎりお客様のご要望を実現します。

（５）

メッシュ素材は、現状では12色ほどご用意しておりますから、そのなかから組み合わせてカラーリングを考えることができます。ただし、「ブラック」と「レッド」という汎用品は在庫をかかえておりますが、それ以外の色は、あまり使われないカラーのため、商品単価が若干高くなることを予めご理解願います。

（６）

メッシュ素材以外の生地で、シートカバーを製作して欲しいというご要望もあります。たとえばバック・スキンのような風合いのアルカンターラ系生地やカーボンプリント系生地などがそれに該当します。Kunotechでは、こうした特殊素材によるシートカバー加工も承っておりますが、すべてGentlexの規格外製品となることをご了承願います。メッシュ生地よりも仕入れ価格が大幅に高くなる上、伸縮性も変化しますから、型取りを初めからやり直して、縫製の手間も縫製ラインもすべて変わってきます。Gentlexは、基本的にメッシュカバーに対するブランド名称ですから、メッシュ素材以外の生地でシートカバーをご希望の場合には、下記の価格表が当てはまらないことをご理解ください。

（７）

縫製糸は、メッシュ素材12色の近似色をご用意しており、そのなかから自由に選んでいただけます。糸自身の料金は、どんな色でも同一料金です。

（８）

クノテックにも型紙がないシートの場合、送っていただいたシート本体を計測しながら新たな型紙を新規製作いたします。その際、複雑な縫製を必要とする場合もあります。手間のかかる設計や縫製には、標準料金に上乗せした特殊技術料や材料費をいただくことがありますので、予めご了解願います。ご注文時に最終調整した仕様で料金をお見積りいたします。

（９）

標準料金内でのご注文であっても、そこに刺繍を入れたい、ジッパーを取り付けたいなどという場合は、すべてオプション価格が加算されますのでご留意願います。

（10）

お客様と弊社との間でのお打ち合わせには、お電話やメールを利用することが中心になろうかと思いますが、弊社では、SkypeやLINEの環境も整えておりますので、お電話による通話料が発生しないシステムやアプリもご利用可能です。詳しくは、お打ち合わせの際に、弊社からご案内申し上げます。